バスケットボール選手が怪我を早く治すためには冷やさなくていい

バスケットボール選手が怪我を早く治すためには冷やさなくていい

東京調布市の西村スポーツマッサージ仙川院の西村航です。

バスケットボール選手は怪我や痛みを感じた時、決まってアイシングをファーストチョイスします。

たった今起きてしまった捻挫や打撲などの怪我や慢性的にあるジャンパーズニーやアキレス腱炎などの痛みにはもちろん、痛みはないけど古傷があるからとルーティーンとしてやっている人もいます。

アイシングは最優先ではない

アイシングをすると、痛みや炎症が抑えられるため、怪我や故障の回復を早めているような気がします。

痛みや炎症を抑える?

痛みはともかく炎症は抑えていいのでしょうか?

炎症は怪我をしてから治っていく過程の一部なので、そこをアイシングで一時停止させるということは完治までの期間を長引かせるということになります。

野球界ではピッチングを終えた投手が必ずインタビューの際に大きな氷嚢を肩に巻き、アイシングを行っています。

バスケットボール界でも同様で、試合後に膝や足関節にアイシングを行いながら体育館から出てくる人を見かけると思います。

そのため、世の中ではアイシングが回復を促進するようなイメージが定着していますが、回復促進という観点から考えると体では全く逆の現象が起きています。

アイシングはあくまで応急処置的なもので、痛みや炎症を緊急に抑えたい場合に有効的な手段です。

言い換えると、痛みなどの苦痛を一時的に軽減する代償として治癒能力を阻害してでも、痛みや炎症を抑えなければならない時に有効的な手段です。

しかし、バスケットボール選手にとって治癒能力を阻害してでも痛みや炎症を抑えなければならない場面が存在しているでしょうか?

さらに言えば、一流のトレーナーや治療家であれば、アイシングなんてしなくても、痛みや炎症を取り除いてしまう方法を持っています。

あくまでアイシングは、

緊急的に痛みや炎症を抑える手段として有効的なだけで、ファーストチョイスではない処置方法

です。

バスケットボール選手にアイシングが不要な理由

足関節捻挫がなかなか治らず当院にお越しくださる方々の共通点は

受傷後1週間、1日に何度もアイシングをしていた

ということです。

怪我をした直後に出てきた腫れを血行を良くして患部から取り除きたいのにずっと冷やしているので腫れも動けない状態になっています。

こうなってしまうと腫れをスッキリさせるのは難しくなってしまいます。

最初に出た腫れや熱感ばかりを気にして、とても大切なことを皆さん忘れています。

受傷部位の保護

傷めてしまった靭帯や筋肉、腱に負荷がかかりにくい状態を作ってあげることが最優先だと思います。

テーピングやバンテージ、パッドなどで保護をしたうえで可能な限り荷重して通常の生活をした方が良いです。

お風呂はよほどの場合以外は入って大丈夫

バスケットボールは疲労との戦いです。

アイシングを習慣にしている選手が感じている痛みは慢性的なものであったり、疲労からくる痛みだったりします。

ということは、緊急に抑えなければならない痛みや炎症ではありません。

バスケットボール選手に多い、ジャンパーズニー(『ジャンパーズニー(膝蓋腱炎)が選手生命を終わらせる第一歩?!』)アキレス腱炎(『冷え性のバスケットボール選手は引退が早い』)腰痛(『バスケットボール選手の腰痛はコンディショニング不足のしるし』)などは疲労の蓄積が原因となりやすい故障です。

あくまでアイシングは、

怪我をした直後に痛みが強すぎて我慢できない場合にだけ行う

ものです。

痛みが辛いのも理解できますが、怪我や故障の治りが遅く試合や練習に参加できないことのほうがもっとつらくないでしょうか。

アイシングをするよりも日々のコンディショニングを大切にし自然治癒能力を最大限に発揮できるような状態を作りましょう。

それをできるのはお風呂です。

世の中にある薬や治療法は、あくまで怪我や故障を回復させるきっかけをつくるだけで、根本的な回復は人間の治癒能力によるものです。

これは怪我や故障だけでなく、疲労の回復においても同じことです。

疲労回復を目的にアイシングを行っている根拠は、冷却後の血管拡張によるリバウンド現象を狙って行っています。

アイシングでは実際にリバウンドと呼べるほどの減少は起きていないので、仮にリバウンド現象を狙うのであれば、温冷交代浴の方が期待できます。

交代浴ができない環境なら普通の入浴で温めましょう。

ここに記してある真偽を確かめる方法は簡単です。

安易なアイシングを今すぐやめて、翌日や翌々日の身体の調子を確認してみましょう。

その観点は痛みや炎症よりも身体の動き方を確かめればアイシングの可否が分かるでしょう。

バスケットボール選手にとって必要なのは痛みを取り除くことですか?

それとも回復を促進させることですか?

この記事を読んでも判断が不安な方は西村スポーツマッサージ仙川院までご相談ください(ご相談はLINEまたは下記フォームからどうぞ)。

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